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採用担当者が教える!「心に響く自己PR」のつくり方
採用担当者が教える!「心に響く自己PR」のつくり方
Public Connect
2025/08/19
公務員への就職・転職を考えている皆さんの多くが、自己PRについて悩んでいると耳にします。「すごい実績がないとダメ?」「サークルの部長じゃないとアピールできない?」といった不安を抱えていませんか?
今回は、各自治体の採用担当者の方々に直接お聞きした「本音」をまとめてみました。彼らが本当に知りたいのは、実は輝かしい経歴だけではありません。
採用担当者の「本音」を知って、自分自身の魅力を伝える準備を始めましょう。
岩手県一関市の担当者・千葉さんは、「その立場で何を感じ、どう行動したか」というプロセスをとても重要視すると語ります。
「サークルの部長でした」というアピールも素晴らしいですが、それよりも「一人のメンバーとして、どんな課題をどう乗り越えたのか」といった具体的な話に心が動かされるそうです。
学生時代にぶつかった壁をどう乗り越えたか、社会人経験者なら仕事で直面した課題をどう解決したか、そんなエピソードが響くと言えます。
(参考:【採用担当者に聞いてみました!】一関市が求める人物像と心に響く志望動機)
沖縄県豊見城市の担当者・渡慶次さんも同じで、「経験から何を得て、何を感じたのか」を具体的に知りたいと話しています。
「〇〇ができます」という結果だけでなく、「こういう経験をしてきたので、〇〇ができます」と、これまでの経験と自身の強みを結びつけて話すと、採用担当者も「この人なら、この部署で活躍してくれそうだな」と、一緒に働くイメージが湧きやすいそうです。
(参考:【採用担当者に聞いてみました!】沖縄で、豊見城市で、働きたい人に向けたワンポイントアドバイス!)
自己PRは長所をアピールするものと思いがちですが、沖縄県豊見城市の担当者・渡慶次さんは、「短所」についても教えてくれました。
面接で短所を聞かれても、それは皆さんの欠点を探しているわけではありません。「自分の弱みをどう理解し、どう向き合ってきたのか」を知りたくて聞いています。
自分のことを深く分析し、弱点とどう向き合ってきたかを話すことで、客観的に自分を見つめられる力や、成長しようとする意欲をアピールできます。
(参考:【採用担当者に聞いてみました!】沖縄で、豊見城市で、働きたい人に向けたワンポイントアドバイス!)
実績や役職といった「何をしたか」という事実だけでなく、その背景にある「なぜそれをしたか」という「想い」こそが重要です。
愛知県半田市の担当者・山元さんは、「これまでどんな思いを持って過ごしてきたのか」という点を非常に気にされるそう。
日々の生活の中での「何に関心があって、何が苦手で、何が好きなのか」といった、あなた自身の価値観や考え方を知りたいのだとか。学生時代のエピソードも、その裏側にある「何を考えてきたのか」を語るためのものです。
飾らない、ありのままの想いを伝えることが、自分らしさを最も強く印象づけることになります。
(参考:採用担当者からのメッセージ~その思い、半田市にぶつけてみませんか?~)
奈良県御所市の担当者・光武さんは、エントリーシートで一番見ているのは、「どれだけ御所市について知ろうとしてくれているか」という熱意だと語ります。
市の魅力を伝えるときも、調べればすぐに出てくる情報だけでなく、「なぜそれに興味を持ったのか」「それを職員としてどう活かしたいのか」といった「あなただけの視点や思い」を語ることが大切だそうです。
(参考:【採用担当者に聞いてみました!】御所市が求める人材、そして求める「熱意」とは。)
これは自己PRでも同じ。「公務員として地域に貢献したい」だけではなく、「なぜその自治体で、どんな方法で貢献したいのか」を自分の言葉で具体的に語ることで、あなたの熱意は採用担当者に強く伝わります。
今回ご紹介した採用担当者の声からも分かるように、彼らが知りたいのは、あなたの個性や価値観、そして物事への向き合い方です。
これまでの経験を深掘りし、「なぜ?」「どうやって?」という視点で自己分析をすることで、あなただけの「心に響く自己PR」をつくることができます。